透明プラ軸の「エラボー SEF」

パイロットから、新タイプのエラボーが発売されました。
サイズは従来型とほぼ同じ。
軸の素材が金属からプラスチック(AS樹脂)に変更。
約34gから18gへと大幅に軽くなりました。

待望の軽量エラボーですが、今のところは買う予定はありません。
というのは、私はすでに軽量エラボーを手に入れてしまったからです。

透明プラ軸エラボー


透明プラスチック軸のエラボーです(*'-')b
新色にもありませんw
(2ch 文具板のPILOT万年筆スレにも貼ったので見た人もいるかも?)

エラボーの首軸はカスタム74の胴軸に装着できるという話をきいて組み合わせてみました。

キャップと軸は、よく行く文具屋の「とうじ」で注文。店員に相談して、修理部品として取り寄せてもらいました。合計で4,305円。


エラボー本体から外した首軸を取り付けてみると、胴軸側は違和感なくぴったりはまります。

キャップのほうは、首軸が長いのでネジの回転がかなり少なく、だいたい1/2回転ほどしか締まりません。
インナーキャップは密閉されるので、問題はないと思います。

カスタム74+エラボー



▼筆記感

もともと癖のあるエラボーですが、ますます性格が尖った変わった万年筆になります。

軸のバランスは、カスタム74よりやや後ろよりになる――というより、首軸が長くなった分だけ後ろにずれる感じ。
カスタム74と同じ位置で持つとペン先までが遠くなってしまいます。
それじゃあと、ペン先から指先までの距離を慣れた位置に合わせると、重心が後ろに。
ちょっと、バランスを取るのが難しい印象でした。

軸が軽くなったので、自重による筆圧サポートがありません。
そのため、インクの出方が良いといわれるパイロット製のブルーブラックインクでも、インクの出が不安定になることがありました。
ちょっと軽めの力で寝かせ気味の持ち方という、あまり筆圧がかからない書き方をすると、ものすごく線が細くなります。

寝かせてゆっくり書くなら、柔らかさでは上のはずの823FAの方が、はるかに安定した線を書けます。


ただ、エラボーは首軸側を持ってやや立て気味で書いた方が書きやすい万年筆らしいです。

では、そういう持ち方をしてみると――けっこう書きやすい感じです。

あまり重さがないので、ペン先を思うようにコントロールしやすくなって、線に変化を付けやすくなりました。
極細硬筆系の筆ペンのような線を書くことができて、ちょっと字が上手くなったような気すらしてしまいます。

しかし、筆圧をかけておかないと線が細くなりすぎて安定しないのが困りどころ。
金属軸の重さを支える必要はなくなりましたが、筆圧をかけておかないといけないので、やっぱり長文では疲れてしまいます。


極細のペン先なのに軟調で引っかからないという、手帳用万年筆としては最高のペン先を持っているのに、全体のバランスで見るといまひとつ主力になりきれない感じのエラボーSEF。
でも、重くて疲れやすい金属軸よりは、74プラ軸の方が扱いやすいと感じました。いちおう、すぐに戻せるようには置いているけど、たぶん戻さないと思います。


ちなみに、新樹脂軸エラボーと比べて、このカスタム74+エラボーは大容量コンバーターのCON-70が使えるというメリットがあります。
あと、インク残量がわかりやすいのも便利なところ。

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この記事へのコメント

koneko(通りすがりの者です)
2011年06月23日 23:11
おぉ、これはナイスアイディアですね!
すずなり
2011年06月24日 09:58
>koneko さん
カスタム74透明の軸はよくできていて便利です('▽')
J-ROADCREW
2011年11月20日 02:20
初めて投稿させて頂きます。
興味ある記事が多く楽しく読ませて頂いております。
エラボーはペン先は気に入ったのですが、樹脂軸の色の悪さが理由で使ってやれませんでした。CUSTOM74にエラボーペン芯ですか。良いではありませんか。伊東屋限定CUSTOM74黄色軸に付けて楽しんでみます。(笑)
すずなり
2011年11月24日 11:25
>J-ROADCREW さん
74軸エラボー、軸を変えた直後は軽さに戸惑いましたが、最近は慣れてきてメリハリの効いた線が書ける面白い万年筆になってます。軸の負担がないのでペン先の弾力を直接楽しめて、特に縦書きでは勢いよく気持ちの良い線が書けてます('▽')b

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