福岡から大分まで、パイロットのペンクリニックに行ってきた

9月の初め頃。
普段使っている万年筆、パイロット カスタム823FAのペン先がざらつくようになってしまいました。
少し硬いものでこすった記憶があるので、それが原因なのかもしれません。
FAはすごく柔らかいペン先なので、ざらつきも大きく感じます。
ペンクリニックがあれば良かったのですが、しばらく近郊でなさそうだったので、近所の文具屋からメーカー修理に出しました。

戻ってきたのはおよそ2週間後。

――ざらつきが大きくなっていました(´д`)

極軟調のFAはクセが強いので、そういうこともあるかもしれないとは思ってましたが、本当にこんなことになるとは……。


改めて、月が変わってパイロットにペンクリの日程を問い合わせてみると、直近では10/7~8に大分の明石文昭堂で、さらに月末の10/29~30に地元福岡の三越で開催が予定されていることが聞けました。

1ヶ月もざらつきのあるペン先を使うのは我慢ならない!

ということで、朝5時に起きて、特急ソニックに乗って大分まで行ってきました('▽')
片道2.5時間。割引のきく2枚切符で往復6,000円。

明石文昭堂は駅東口を出てすぐ右側で、迷わず到着。
ほぼ開店直後に着いたこともあってまだほとんど人はおらず、すぐに万年筆を見てもらえました。

調整の内容は――なにやら緑色のシートでペン先をぐにぐにとやってた感じ。
柔らかいFAのペン先にそんなに力を入れていいのかってくらいで、見ていて不安でしたが。

調整が終わり、かき割りの内側の引っかかりを取ったという823で書いてみると――
書き味がだいぶ楽になってました!('▽')b
少し動きが重たい感じがしますが、ペン先が馴染んでないから仕方ないことだと思います。
このまま1~2ヶ月使っていれば変わってくるはず。

----

それからしばらく、万年筆コーナーを中心にいろいろと物色。
別府は観光地として名が知られているとはいえ、わざわざ遠方から万年筆を買いにくるようなひとは少ないようで、珍しいものをちょっと発見しました。

まず、ペリカン M800デモンストレーター。通販サイトなどでは比較的早く完売してしまった人気アイテムですが、青縞のM800と一緒に並んでました。
さすがに6万近い金額は簡単には出せないので、眺めただけですが。

それと、パイロット ミュー90。ステンレス製で軸とペン先が一体になった万年筆。限定品な上にデザインが良いのであっというまに売り切れたものです。
これも店頭に並んでました。
普段使っているのが柔らかめのペン先で、ミュー90の硬いペン先は合わないかと思いきや、細めの軸は持ちやすくて意外と楽に書けます。筆記感は万年筆とボールペンの中間といった印象でした。
12,600円で十分に手が届く価格でかなり悩みましたが、コンバーターがCON-20しか使えないのと、買っても使わずにコレクションになってしまいそうだったので断念。使わないコレクションに1万は、ちょっと高いです。


しかし、やっぱりミューのデザインには惹かれます。
買わないとは決めたあとも、しばらく試し書きしてみたりと物欲しそうに(!)していたら、店員の方が奥から「変わったものがある」と1本の万年筆を持ってきてくれました。

パイロット ミューストライプ


パイロット ミュー ストライプ。
倉庫から出てきた掘り出し物だそうです。
小さな傷があるものの、あまり気にならない程度。
見た瞬間に気に入って、即断で「譲ってください」と。
定価から2割引の4,000円で購入しました。
ミュー90の元になったミュー701のバリエーションの1つで、名前の通りエッチング処理された黒のストライプが特徴の万年筆です。
買った時は「かっこいい万年筆だなー」くらいでいましたが、帰りにググってみたら、あまり数がなくて珍しいものらしくてびっくりです('Д')

パイロット ミューストライプ(ペン先)


ミューの特徴になっている、軸と一体になったペン先はこんな感じです。字幅はF。
コンバーターは買わずに、カートリッジをひと箱用意しました。
でも、珍しいものなら、使うのはちょっともったいない気もします……。

ミュー90とミューストライプでは、重量はミューストライプの方が少し軽く感じました。
軸はミューストライプの方がやや細め。
そのため、ミューストライプの方が小回りがきいて取り回しはしやすく感じます。

何より大きな違いは、ミュー90は「デザインの美しさがある工芸品」といった雰囲気があるのに対して、ミューストライプは徹底して「道具」という感じがするところだと思います。
スマートさと無骨さが共存するような、面白い造形美があります。


このミューストライプのおまけに、パイロットの「万年筆お手入れセット」と1本差しペンケースもつけて貰いました。
突発で遠征したペンクリ行きでしたが、思いもしない戦利品もあって大満足です。

"福岡から大分まで、パイロットのペンクリニックに行ってきた" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント